令和 6 年 活動報告  「探して・探して・・・ 二十数軒」

お米の専門家としてのレベルアップを目指し、お米・ごはん・健康・商品づく
り・サービスなどの専門的な体験学習の機会を探しては研修しています。産地
を訪問して、生産者の産地情報と、お米マイスターが持ち寄るお客様の意見な
どを情報交換し、よりよいお米づくりに役立てるように取り組んでいます。

 

【 号外! 
令和6年夏に起こった米の品薄・不足の原因は色々あります。最も大きいのは、
全国的な高温障害と水不足によつて、昨年(令和 5年)産米の品質が、農水省
の発表した作況指数101より実際は悪かっことです。玄米30kgを精米して
米ぬかを取り除くと約27kgになりますが、令和5年産米は25〜26kgしか
ない歩留まり状態の品質だったのです。ですから、国や農家、農協をあてにし
ないようにしましょう。
 次に、みやざき県沖の地震、関東方面に地震が発生したことから食料(米・水)
等を備蓄するように国が指導しました。さらに…外国からの旅行者がコロナ禍あ
けにより急激に増加したことから、マスコミが先導して、あたかも米不足しそう
だと報道したことによります。パン・パスタといった小麦を使った食品の価格が
高騰し、割安感のある米に消費者がシフトしたこと等も一因です。
 ですが…実は…令和5年の気候は晴れた日が多くフェーン現象による熱風が発
生しました。稲がずっと暑いところにさらされているようなものだったので、稲
が脱水症状態になったのです。米は根から水分を吸い上げるですけれど、間に合
わなくて栄養不足な稲、白く濁った未熟米が発生したので、米の農産物検査に合
格できない・流通できない米が大量に発生して米不足になったのです。白く濁っ
た米は完熟していませんから・・・味が不足しているので炊いても美味しくない
ことから消費者が翻弄されている事に気がつき、彷徨う事になったのです。
 昨秋のことですが「米は例年通りの作柄です」と農水省が発表したことは皆さ
ん忘れていないでしょう…その米は何処にあるのですか!? どこに行けば買える
のですか!?  誰かがちゃんと保管してくれているに違いありません。

消費者よ立ち上がろう…立ち上がれ…。働かざる者、喰うべからず。と言われて
久しい。私たちはなぜ心身を消耗させながら、やりたくない仕事、意味のない仕
事に従事し、生きるために働けなければならないのか…社会からは、いつでも正
しい生き方や、身の処し方が求められ、もっとガンバレ! 努力しろ! 税金だけ
はきちんと払え! と急ぎ立てられられる・・・。そこから逸脱すれば落伍者だと
後ろから背中を蹴られる…今に涙の中で逃げ隠れするしかありませんよね…そん
な世界は正常か…!? そうではないでしょう…。
 大量生産・大量消費の社会ははたして豊かで幸せなのか…!? 豊かさや便利さを
際限なく求める時代だというが…捨てては買い、買ってはまた捨てる…時代でい
いのだろか…。周囲が浮かれる中、捨てられるものを慈しむようにかしこく使い
きり・謙虚につつましく生きたいと思います。
 次に体験学習の内容を抜粋して報告します。

※当店のお米が世界的に注目されて、世界中に輸出されるようになってきまし
  た。「春陽米」は 楽天市場を経て 主に台湾、韓国、シンガポール、アメ
  リカ、カナダ、ドイツ、フランス、セネガル、中国 等に送られて 健康を
 大切にする人々の健康増進に役立っています。
  A taste of good Rice makes happy family
  We are providing more better Rice

1/14 「寒九の水でごはんを炊こう」
     寒の入りから 9日目の1月14日に湧き出る清水を汲みます。昔か
     らの言い伝えで「この日に水を汲むと腐らない」「一年で一番、水が
     澄む日」とされています。寒の時期には寒さと乾燥のために、雑菌の
     繁殖が抑えられるため、昔の人は「寒九の水」は薬として飲んだとい
     う。
     「寒九の水」で炊飯すると、ふっくらと甘味のあるご飯になります。
     冷水(約5℃) が穀類の甘い香りを引き出すのです。お米のデンプン
     は、水と一緒に加熱すると分解します。そうするとお米に粘り気が出
     て、柔らかくなり美味しいご飯になります。冷水にお米を浸すと、水
     がゆっくり浸透します。さらに、じっくり時間をかけると、お米の隅
     々まで水がゆきわたります。こうすることで炊飯の時にお米の中心ま
     で熱が通りやすくなります。十分にデンプンが分解して、甘味・旨味
     が増し、ふっくらツヤツヤのご飯が炊きあがります。
      (冷蔵庫で3〜6時間、水に浸しても良い)

1/17 「健康長寿をめざして」公開講座
    健康長寿の3原則は、「運動・社会参加・食事」です。1日8.000
    歩の運動、自治会活動などの社会参加、野菜プラス1皿の食事などが効
    果あります。和歌山県のボランティア参加率は24.2%で全国の41
    位の低さです。
     生涯にわたり健康を維持して暮らすことができるよう県民一人一人が
    健康長寿への3原則を実践することで「健康長寿、日本一わかやま」を
    目指します。

2/8  「自分で出来る病気の予防」 公開講座
    ・体温を36℃以下にするな。
    ・体重を増やすな。
    ・夕食後2時間以内に寝るな。
    ※この3っが出来れば、この世にはびこる病気の半分がなくなります。

2/12「成満成就」 東寺・四国八十八ケ所・高野山の巡拝を無魔成満しまし
    た。四国八十八ヶ所遍路すべての巡礼が終わり結願することができま
    した。そこで京都・東寺(教王護国寺) に成満報告のお参りしてきま
    した。四国遍路は弘法大師の足跡を辿る旅でもあり、無事に八十八ヶ
    所を同行二人のご報告と感謝の気持ちを東寺(教王護国寺) にてお大
    師様にお伝えするものです。
     皆様の健康祈願を目的に、心の中で願っていることが叶うようにひ
    たすら満願成就をめざした処、この日を迎える事が出来たのです。故人
    の成仏を願い、親しい人を失った悲しみや心残り…あるいは生き残った
    ことへの負い目など、自分自身の気持ちを整理するための遍路となりあ
    りがたかった…。
     無魔成満できたのは弘法大師様のお導きのおかげです。合掌

2/22 「ポストコロナ時代の食と健康」公開講座  
    新型コロナウイルスという未知の脅威によって、私たちの生活も大き
    く変わりました。欧米諸国のようなロックダウンこそ行われなかった
    ものの、緊急事態宣言のたびに自粛をともなう数々の制限がなされ、
    テレワークやテイクアウトといった新しい生活様式も定着しつつあり
    ます。その一方で、生活の変化に起因する食生活の偏りや活動性の低
    下などにより、コロナ太り、加齢による心身が衰え、筋肉の量が減り、
    筋力や身体機能が低下するといった健康課題も問題となっており、そ
    れらは心の健康にも影響を及ぼすことが分かっています。
     感染症予防のポイントは、免疫力を上げて感染症を遠ざけることで
    す。ごはんが主食のバラエティ豊かなおかずを組み合わせた日本型の
    食事は、栄養バランスに優れ、感染症に強いからだづくりの味方です。
    また、免疫に深くかかわる体内時計を整えるためにも、毎日きちんと
    3度の食事をとることは基本中の基本です。生活リズムを整え、感染
    症を寄せ付けない身体と心を育みましょう。


2/23 「みどりの食料システム戦略」公開講座
    今、日本では「有機農業」という事について、それがどういうものであ
    るかについての共通の認識がまとまっていないのが実情です。そうした
    中で、今後の日本の農業の取るべき方向について、今までの化学肥料や
    農薬の使用を前提とした農法に疑問を持つ農家も多くなってきました。
    また消費者の間にも健康で安全な食料・農産物を求める声が高まってい
    ます。今、商品経済の中で、作る人、食べる人、両方が疎外されていま
    す。そこで有機農業というものに取り組んでいく研修会などが開催され
    るようになってきています。

    《農薬害は農協の責任》
    有機農業の在り方を考えると、近代農法・化学農法がもたらした環境破
    壊と人間の健康に及ぼす影響について考えねばならないでしょう…一番
    強調しておきたいの事は、日本の農薬流通・使用の要になっているのが
    農協なのです。農協が扱っている農薬シェアは約70%です。したがっ
    て、価格の決定権は農協が握っており、また商品としての性格などにつ
    いても農協が大きな影響力を持っています。したがって農協は、農家の
    農薬使用全般にわたって社会的責任を負うべきなのです。というより
    も、負わなければならない立場にあります。

3/17 「慢性腎臓病」公開講座 
     腎臓病と診断されたら、生活習慣の改善も含め、気長な治療が必要と
     なります。医師、看護師、管理栄養士の指導のもとに、家族の協力を
     得て、厳しく愉しく日常生活に上手に治療に取り組み命を永らえま
     す。
     腎臓病の食事療法は、必要な栄養をとりながら、腎臓に負担をかけな
     いことが基本です。何かを食べてはいけないという事ではなく、自分
     の身体の状態にあわせて量を調節して、献立を考えます。
     《タンパク質の制限》 タンパク質は骨や筋肉を作り、エネルギーと
     なる大切な栄養素です。しかし、最終的には老廃物となり腎臓から排
     泄され、腎臓に負担をかけることになるので、タンパク質を制限しま
     す。タンパク質は色々な食品に含まれています。体に欠かせない必須
     アミノ酸を含む良質のタンパク質(卵・牛乳・肉・魚・大豆製品等々)
     を主にとるようにしましょう。治療用特殊食品(低たんぱく質米など)
     の活用も効果的です。

4/1  「バケツ稲作り」参加者募集。
     全国から 500余人の応募がありました。用意した種もみ(コシヒ
     カリ・北海道ななつぼし・にじのきらめき)を育てて、稲を収穫し、
     半年間にわたり自分で育てたお米を味わう慶びと感動を体験してほ
     しいと企画しました。
      生き物の循環を観察してものを大切にする心が育っています。

5/3  行ってきました、見てきました 北魚沼農協・広神村の特別栽培米。
     「冬は大変  !! 夏は冷房いらず」
     JA北魚沼農協の「利雪型米穀低温貯蔵施設」では倉庫 (小学校の体
     育館相当) に雪を貯蔵(雪室) に約1500トンの雪を冬の期間に
     備え、その冷気を利用して米を一年中5〜15℃で保管しています。
     冷房電気代の節約・省エネはもとより、夏場における食味品質の維
     持を図り、魚沼産米独自のブランド力を高めています。
      ゆきぐに生活は大変です・…ひと冬に10回ほど屋根の雪下ろしを
     しないと家が傾きます…毎日30分かけて家のガレージ周りの雪か
     きをしないと車が出せません…さらに毎日2回は道路を除雪しても
     らっています。雪景色を外から見れば綺麗に見えるでしょうが毎日
     の生活はそうではありません。大雪警報が出ると学校はお休みとな
     ります。道路や家の周りの除雪を怠ると救急車や消防自動車はきて
     くれませんから除雪作業は欠かせません。。
      しかし、この雪を利用して米を維持管理できれば地域の人たちに
     とって朗報となります。突然の訪問にもかかわらず、お忙しい処、
     貴重な時間にもかかわらず対応していだきありがたかった。篤農家
     あればこその産地訪問となりました。 

6/1  「食育月間」
     食育は生きる上での基本であり、健全な食生活を実践することが出
     来る人を育てるものです。食育とは食材の栄養を知るだけでなく「
     食べ物のおかげで、私たちは生きている」と実感させることです。
     食育推進目標「早寝・早起き・朝ごはん」に取り組もう。
     「食べるな危険・精米改良剤」
     8年前の古々米+炊飯改良剤=「パックごはん」になります。これま
     での古々米の消費目的に「パックごはん」が流通しています。避難
     所生活三日間の非常時の携帯食品として研究開発されました。古々
     米改良剤の主成分は「グルタミン酸ナトリウム」です。高血圧症の
     人が摂取すると、あくる日に血圧がさらに上がる効果があります。
     「プロピレングリコール」は、白く光沢を作ります。血液を溶かす
     溶血作用があります。石油を精製して得られた「プロピレン」に高
     圧をかけて、液体プラスチックのようなにした物質で0.6%まで
     の使用が認められています。これを古々米に添加してから精米しま
     す。そうすれば、通称「プラスチック新米」と米業界で呼ばれてい
     る「パックごはん」が出来ます。「D-ソルビトール」は甘未と水分
     を保持する働きをします。古々米を精米する時に水分不足から米粒
     が破損・割れてつぶれる米の発生を防ぐ働きをします。「リン酸塩」
     は古々米を粘着して割れにくくする品質改良剤として使われます。
      今日まで、古々米が硬く・異臭などがしない・まずくないのは、
     保管技術 (低温倉庫の保管) によるものとされていました。これ
     らの添加物は、精米する前の原料玄米に使用する時は表示しなくて
     も良い制度ですから私たちは知らなかったのです。

6/26 「食育出前授業」
     近年、地球温暖化の影響で国内においても春や秋の気温が上昇し、
     猛暑により稲の栽培は、これまでのような食味、収穫量に期待でき
     なくなってきました。そこで、高温障害が起きにくく、丈夫で稲が
     倒れにくく、多収穫で、コシヒカリ並みの良食味米への栽培が始ま
     っています。その稲は「穂が葉に隠れる」などの特性から、穂が受
     ける日射量は少なく、葉の蒸散による冷却効果をより受けるため穂
     温度が上がりにくくなります。地球温暖化時代における稲の高温ス
     トレスを緩和する特性があります。
      8〜5年前の古々米が大量に在庫があり、食の多様化や少子高齢
     化が進んで消費拡大が厳しい状況の中ですが、食味が良くて大粒で、
     炊飯の歩留まりが良いので農家だけでなく、家庭や中食・外食など
     で期待されていると言われています。そこで「食育出前授業」にて
     「にじのきらめき」種籾を配布して学習しました。。

7/1  「熱中症予防」 公開講座
     熱中症は、室内でも多く発生しています。夜も注意が必要です。
     予防方法が出来ているか今一度確認しましょう
     ・のどが渇いていなくても、こまめに水分補給しましょう。
     ・1時間ごとにコップ1杯の水分補給。
     ・入浴前後や起床時も、まず水分補給。
     ・1日あたり1.2リットルを目安に補給。
     ・大量に汗をかいた時は塩分も忘れず補給。

7/3 「食育出前授業」
     和歌山県では、県民の皆様が「食」に関する意識を高め、情報を正
     しく理解し、望ましい食生活を実践していただけるよう学校や地域
     などで食育に取り組むお手伝いをしていだけるボランティア「食育
     応援隊」を募集し、登録しています。
     ・食育ボランティアは「郷土料理を教えてほしい」「農業体験がし
     たい」「食事バランスガイドについて知りたい」等について、みん
     なで食について考える機会を作ります。様々な経験を通じて「食」
     に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践
     することができる人間を育てます。

     ・「お米マイスターの食育」子供達が、今はわからなくても、5年
     後…10年後に「あの米屋の話は楽のしかった」とか、「米は大切
     なのだ」と分かってくれたら、それはきっと心にずっと残ってゆく
     ものだと思います。今は自分たちが何をしたのか分からなくて、大
     人になった時、きっと子供達は「学校で米屋のおじさんが来て、お
     米の勉強したな…」と思い出すはずです。そういう記憶を人は大切
     にします。そして記憶を大切にすることが日本文化を大切にするこ
     とになりましょう。これからもそういった事を大切にして、今すぐ
     に結果が出ることでなくても、未来のためにやっていきたいと思い
     ます。

7/7  「明日からの米屋経営に向けて」 五ツ星お米マイスター研修会
     今や交通網の発達により、どこにいても世界中の食品が季節も問わ
     ず手に入るようになりました。保存方法も発達したので、食品も長
     持ちするようになりました。しかし、なんでも手にはいる代わりに、
     私達は伝統食にこめられた「知恵」や「食べ物の大切さ」というと
     ても大切なものを失ってしまったのではないでしょうか…現在人の
     多くは、美味しいから…食べたいから…安いから…という理由で食
     べ物を選んでしまっています。文明国ほど生活習慣病が多いのは、
     食を選ぶ基準が「安全」や「健康」ではなく、「欲」に傾いてきて
     いるからだと言われています。
      食事は体を作り、生きるエネルギーをえる為のものです。もちろ
     ん食を楽しむことも大切ですが、そこに「体を思いやる心」がなけ
     れば、食は健康を損なう原因になってしまいます。日本には古来よ
     り「医食同源」「身土不二」という素晴らしい言葉があります。
      その意味を現在人はもう一度真摯に受け止めることが必要だと思
     います。

7/24 「使用済切手収集」にご理解ご協力、感謝申し上げます。
      この度は貴重な「使用済切手等々」のご寄付を頂き、誠にありが
      とうございました。厚くお礼申し上げます。 頂いた、使用済切
      手2702枚 (約750g)、外国切手数枚、外国コイン数枚は
      公益社団法人日本キリスト教海外医療協力会(J・O・C・S) に
      送付いたしましたのでご報告させていただきます。
       当店は持続可能な開発目標(SDGs)  3.すべての人に健康と福祉
      を。 12.作る責任、つかう責任。達成に向けて様々な取り組みを
      行ってまいります。

8/19  「健康診断で防ぐ生活習慣病」公開講座
      労働安全衛生法のもと、すべての労働者は1年以内に1回、定期健
      康診断を受けなければなりません。法律で定められた検査項目で
      は、受診した人に、近い将来病気を引き起こすかもしれない要因が
      ある場合、それを明らかにした上で改善への助言・指導を行い、病
      気になる前に適切な対策を立てることになります。
       健康診断結果を受けても…ほっておく人がいます。結果を見ずに
      受けたことに満足する人が多くいます。検査結果を受け取って今後
      の健康に役立てほしい。結果の説明は主治医にご相談下さい。

8/23  この日の夕方18:30 頃の事ですが…乳のみ児の赤ちゃんを右手で
     抱え、左手で2才くらいの幼児の手を引き、額からあふれる汗水を拭
     くこともなく、顔面蒼白のお母さんが、疲れ果てた様子で来店されま
     した…その様子から何か特別な事情がありそうな気配がしたので、
     「どうされましたか…?」と、そっと話しかけると…「明日の米がな
     い! 」「明日炊く米が無いので、朝から米を販売しているところを
     探している…」「探して…探し回って…この店で20数軒目になる」
     「ところで、この店に米ありますか?」「あれば売って下さい、お願
     いします」「この店で米が無ければ、今日は疲れたから、もう家に
     帰りたい…疲れた…」「しかし、家に帰っても、明日炊く米がない」
     という。

      困った人を助けることこそが「SDGs」ですから、我が家の緊急対
     策備蓄米を家内が手渡した…何度も何度も「ありがとう」「ありが
     とう」とお礼をしながら喜んで帰られました。大事そうに米を抱え
     喜んで帰っていく家族の後ろ姿を見送って、この家族に幸あれと手
     を合わせた…こみ上げるものがあり、目の前がかすんだ…。米屋を
     していて、良かったと思い…ありがたかった。

      一部の強い者の利益さえ伸びれば、あとは知らないという政治を
     強化されたら、日本の伝統的に大切にしてきた助け合い、支え合う
     安全安心な社会は、さらに崩壊していくと思います。競争は大事だ
     が、あまりに競争に明け暮れる日々は、人心も蝕み、人々は人心と
     もに疲れ果てると危惧しています。
      せかせか時間に追われ、余裕を失い、寛容性も失って他者を責め
     る…そして自分も知らぬ間に心も病む…この状態をなんとかしなけ
     れば…「共助」の実現は夢の夢になってしまいます。助け合い、支
     え合う社会は「今だけ、金だけ、自分だけ」 という現在の考えか
     らは生まれてこないと思います。
      (この日の我が家の夕食は30年ぶりにカップ麺となった…少し
       ショッパイ味がした)

9/1  「こども食堂お米募金」日本米穀商連合会 (日・米・連 ) では、
     全国のこども食堂(こども食堂全国ネットワーク参加)   にお米の
     支援を行っています。こども食堂お米募金の実施につきましては、
     多くの皆様にご協力を賜り誠 にありがとうございました。
      「こども食堂お米募金・新米」シール発行枚数は33.000枚
     となり、頂いた代金は95か所のこども食堂に「全国共通お米券」
     として、11月23日の新嘗祭の日に寄贈させていただきました。
     皆様の思し召しに感謝申し上げます。
      「貧困家庭の子供に美味しいごはんを」「家族の事情で、孤食の
     子供に愉しい食事を」。これらを活動目標にして「募金付き新米 
     (シール貼付)」を販売させていただきました。お陰様で皆様にご理
     解ご支援をいただきました。謹んで感謝申し上げます。

9/12 「健康寿命を延ばそう」 公開講座
     日本は長寿国で、平均寿命は男女ともに80才以上ですが、日常生
     活に困らなく生活できる期間の健康寿命はそれぞれ70才代です。
     平均寿命と健康寿命の差は10年近くあり、この期間は健康上の問
     題で何かしら制限のある生活を強いられる期間です。
      この10年を縮めるために食事や運動などの生活習慣を改善して
     いる県があります。その結果、健康上の問題で何かしら制限ある生
     活を強いられる期間が男性で1年、女性は2年だという。和食を工
     夫して食べているので健康寿命を延ばしているという。

9 /12 「和歌山から世界へ発信する…エストロゲンの研究」公開講座
     血中中性脂肪値が上昇すると血中ホルモンである「エストロゲン」
     値が上昇し、それが胃由来のエストロゲンの分泌の増加であること
     が分かってきたのです。エストロゲンは妊娠を知るホルモンとして
     知られています。また、胃の胃酸を出す細胞からもエストロゲンは
     分泌されます。また血液中の中性脂肪は体のエネルギー源として全
     身で使われますが、多いと動脈硬化を引き起こし、少ないと心臓が
     エネルギー不足になります。エストロゲンが血中中性脂肪を適正な
     値に調節していることが明らかになってきたのです。

10/13 行ってきました、見てきました「広島県東城町 藤本農園」
     広島県の瀬戸内海の大都会から遠く離れたへき地「広島県のチベ
     ット」と言われる広島県比婆郡東城町地区に、日本の独特なもの
     が多く残っていました。それは合鴨と共に手作りで米作りする
     「合鴨農法米」です。
     合鴨農法は、農薬・化学肥料・機械に頼る現在農法と比べれば、
     過去のものと言えども、真に価値あるもので常に新しさを含んで
     いました。農薬・化学肥料・機械に頼る近代農法やA1・デジタル
     時代に背を向けていると、ある人は手作り稲作の「アイガモ水稲
     同時作」は時代遅れたもので、単に昔のなごりに過ぎないく、未
     来の日本を切り開いてゆくには役に立たないと考えるかもしれま
     せん。
      しかし、それらのものは、みなそれぞれに伝統を持つものであ
     りますから、もしもそれらのものを失ったら日本は、日本の特色
     を持たなくなります。「水田は米だけを作る場所」という概念を
     打ち砕き、田圃を豊かな生命空間・生産空間としたことが、アイ
     ガモ水稲同時作の最も大きな功績といえます。      

11/14  11月は糖尿病予防月間 「糖尿病と上手につきあおう」 講座
      糖尿病は膵臓のインスリンを分泌するβ細胞が破綻することによ
      っておこるとされています。この状態に至るまでに、体は様々な
      ダメージを受けていて、一度破綻してしまったβ細胞が復活する
      ことは難しくなっています。従って、生活習慣の改善で血糖値が
      改善したとしても、また同じ生活習慣に戻ってしまえば悪くなっ
      てしまいます。
       もちろん…きちんと生活習慣の改善に成功し、β細胞に余力があ
      れば薬をやめることが出来ることも…あります。それを目指すべ
      きです。そのような状態は「治った」と言えるように見えますが、
      やはりβ細胞が普通の人よりも弱った状態であることには変わり
      なく、再度悪化することがないか…病院で定期的に血液検査をす
      る必要があります。

12/11 「春陽米」入荷。米に含まれるグルテリンというタンパク質が、
      腎臓病患者にとって支障をきたすすことが知られています。この
      グルテリンを減らしたのが「春陽米」です。腎臓病患者にとって
      「薬物療法」は副作用が強いと言われています。食事療法は体に
      負担のかからない予防法です。春陽米が食事療法として効果が実
      証され、患者は主食を十分に食べることができるようになり、食
      事制限の内容も大幅に緩和できるようになり、つらい闘病生活も
      和らげることができると言われています。

       人工透析患者との長年の係わりから、病人への看護、生死の問
      題に悩み戦っている人達への助力は当店にとって、最大の使命で
      した。病気を治して死を免れさせる為の工夫と努力はもちろん看
      護です。言うまでも無いことだが、さらに「逃れられない死を引
      き受け、立派な態度で生を終える・・・」そのための助力は、お
      そらく看護の根底を成すものと思います。
       これからも、人工透析患者をはじめとする難病の患者さんたち
      との係わり合いが、私たちにもたらすものを、心から大切にして
      いきたいと思います。
      ※「春陽米」ご利用の場合は医師と相談してからご利用ください。

「あとがき」
 私は、人生の後半の坂道をゆっくりと下っている後期高齢者ですが、今も何か
 と頼まれては、「仕事」らしきものを細々と続けています。そんなわが身を振
 り返りながら、改めて仕事とは何だろうと考える事があります。「仕事とは、
 やるべきことをやって、責任を取る事」。責任とは「お金を払ってくれた人に
 対する責任」であり、その中で、自分と関わって下さった人が「良かったな」
 と思ってくれたらそれでいいと思っています。

  残りの人生で、自分に「やれること」「やるべきこと」はまだまだあるはず
 です。それを天から与えられた「仕事」と思って、楽しみながら面白く生きら
 れたらいいのにと思っています。

  今年も多くの方々に支えていただきながら、こうして元気に仕事に成就出来
 た事に感謝しつつ、日頃より、皆様から寄せていただいている温かいご支援に
 対し、改めて、心からお礼申し上げます。くる年も皆様にとって明るい希望の
 持って行くことが出来る年になりますことを願いつつ、これからも皆様の幸せ
 を祈りながら、出来る限り業務を果たしていくよう努力したいと思います。

  末筆ながら、皆様のご健勝をお祈り申し上げます。合掌

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商品送料
  5kg〜25kgまで
 北海道:2100  
 青森・岩手・秋田:1510 
 宮城・山形・福島:1380 
 東京・神奈川・埼玉・群馬・栃木・千葉・茨城・山梨:1250
 新潟・長野:1250
 福井・富山・石川:1130
 静岡・愛知・三重・岐阜:1130
 大阪・京都・滋賀・兵庫・奈良:1130
 和歌山:無料
 岡山・広島・鳥取・島根・山口:1130
 香川・徳島・高知・愛媛:1130
 福岡・佐賀・長崎・大分・熊本・宮崎・鹿児島:1250
 沖縄:1970


休業日: 通常は日曜日・カレンダーの祝祭日
      年末年始12月31日正午〜1月5日
      夏季休暇 8月15日〜18日
販売業者 らいすぴあ・いぐち  井口 健
運営統括責任者名 井口  健
郵便番号 640-8390
住所 和歌山県和歌山市有本20
商品代金以外の料金の説明 価格表に掲載されている金額以外に送料が必要です。
申込有効期限 ご注文後7日以内といたします。ご注文後7日間ご入金がない場合は、購入の意思がないものとし、注文を自動的にキャンセルとさせていただきます。
不良品 お届けした商品が、お申込み商品と異なったり、汚損・破損等していた場合は、お手数ですが、お問い合わせ下さい。
(この場合の返品送料は当社で負担させていただきます)
販売数量 各商品ページにてご確認ください。
引渡し時期 銀行振り込みの場合は、入金確認後、7日以内に発送いたします。
商品代金の場合は、注文確認後、7日以内に発送いたします。
お支払い方法 商品代引き  銀行振り込み
お支払い期限 当方からの確認メール送信後7日以内となります。
返品期限 商品の性質上、ご返品・お取替えは原則としてお受けできませんので予めご了承下さい。
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返品送料 お客様都合による返品につきましてはお客様のご負担とさせていただきます。不良品に該当する場合は当方で負担いたします。
屋号またはサービス名 米穀小売業/米穀精米加工販売業/灯油小売業
電話番号 073−471−2241
公開メールアドレス ricepia.iguchi@nifty.com
ホームページアドレス http://ricepiaiguchi..shop-pro.jp/